みなさんこんにちは、守屋おさむクリニックの院長 守屋修です。
父も開業医で、私はいわゆる二代目になるわけですが、1994年4月に父の診療所から少し離れたところに、呼吸器疾患と在宅医療を柱とした無床診療所を新たに開業しました。
すでに20年以上が経過しましたが、外来でも在宅でも様々な経験を積んできました。日常診療では、地域の方々のかかりつけ医としての役割に加え、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など呼吸器疾患を持つ方の診療が以前にも増して大きなウェイトを占めるようになってきました。喘息は確実な診断と吸入ステロイド剤などによる長期コントロールが重要です。またCOPDに関してはなんといっても禁煙が重要であり、職員一丸となって禁煙外来にも取り組んでおります。
在宅医療にも当初から取り組んできましたが、社会の高齢化、介護保険制度の開始、病院から在宅へという政策誘導などにより、在宅医療を取り巻く環境は大きく変貌し、現在は訪問看護ステーション、調剤薬局、ケアマネージャーなどとも連携して、在宅緩和ケアの必要な方やご家族をチームとしてサポートしています。また、1998年に発足した玉島在宅医療グループへ参加し、お互いに副主治医として不在時などのバックアップをするとともに、毎月の勉強会で研鑽を重ねております。
在宅緩和ケアにおける医師の役割は、疼痛緩和を中心とした医療はもちろんのこと、人生の最期の大切な時間をご家族と共に過ごしてもらうために、生き方の支援をしていくことも重要なのではないかと感じています。
守屋おさむクリニック院長 守屋 修 |
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